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子供の風邪症状は小児科と耳鼻咽喉科のどちらがいいのでしょうか?
耳鼻咽喉科の特徴は鼻水を吸い出したり、ネブライザーをしたりと、実際に「処置」という形で症状を直接緩和させようとします。それが小児科との大きな違いです。また、お子様の訴えがなくても、中耳炎になっている場合が多々あります。一般的な風邪症状であり、鼻水がドロッとして息苦しそうなら、ぜひ耳鼻咽喉科で処置を受けることをお勧めします。
しかし、発熱や咳(せき)が長く続いたり、胃腸症状を合併したりするときは、全身的な管理が必要となるかもしれません。その際は小児科の受診をお勧めしています。
中耳炎や副鼻腔(びくう)炎で薬を長期に使用するのは大丈夫?
マクロライド療法(少量の抗生物質を長く服用する方法)は、副鼻腔(びくう)炎や気管支拡張症に対して行われます。1カ月から3カ月くらい服用することもあるので、ご心配される方も多いようですが、これは科学的根拠が確認されています。ただし、鼻症状のない滲出(しんしゅつ)性中耳炎や3歳以下のお子様にはあまりよい影響を与えるとはいえません。
滲出(しんしゅつ)性中耳炎に対して、当院ではなるべく、最初から薬を使わない方針です。なかなか症状が治まらない患者様に対してのみ、徐々に薬を強めていくやり方です。
補聴器をしても雑音が響くだけで、買っても無駄になることが多いと聞きますが?
確かにそう感じられる方も多いかもしれません。それは、年齢変化による難聴は語音明瞭度(音の意味を理解する能力)が低下するためであって、補聴器では全て補えることはないからです。
まずは、診察時に補聴器のメリットと限界を説明し、そして本当に補聴器が必要な難聴レベル、生活スタイルであるかどうかを判断いたします。その上で適応ありとなれば、当院に予約を入れるか、近隣の補聴器専門店へ紹介する、という形をとっています。
購入後に大切なことは、ある程度の期間、継続して装着し補聴器の音に慣れることで、補聴器を通して聞こえる音の中から聴きたい音を拾う訓練をすることです。そして何度も微調整を繰り返しながら、なじませていく作業が必要です。
妊娠(授乳)していますが、薬は飲めますか?
妊娠の時期にもよりますし、必要性も人それぞれですが、飲んでもよいとされている薬は結構あります。相談して決めましょう。でも、最終的には産婦人科の主治医の方針に従ってください。